11月19日。
紅葉に包まれた園内を歩きながら、植物会館へ向かいました🍂

マミフラワーデザインスクールの生徒さんによる、秋のフラワーデザイン展。

そこで出会った植物の姿が、そっと心の奥に残っていくような時間になりました🌰


1. 展示へ向かう道のり ― 紅葉の景色に誘われて🍁

会館までの道すがら、気づけば何度も立ち止まっていて。


陽に透ける葉っぱの色がそれはもうきれいで、
歩くたびに景色が変わっていく感じがたまらなくて、
つい何枚もカメラを向けていました📷✨

すれ違った人は、ざっと50人ほど。
大きなカメラを構える人、家族連れ、友人どうし。
広い園内なのに、みんなが同じ方向(赤や黄色の木々)にレンズを向けていて、
その光景がなんだか愛おしかったです。

展示を見る前から、もう“秋の豊かさ”の中を歩いているような、そんな時間でした🍂


2. 香りに迎えられる会場🌿

植物会館の扉を開けると、空気がふわっと変わります。
乾いた草花の甘さと、少し土の匂い。

ドライフラワーならではの落ち着いた香りが広がって、
「あ、ここからはまた別の季節なんだ」と教えてくれる入口でした。

ふらりと立ち寄る人、静かに作品と向き合う人。
30分の間にすれ違ったのは5組ほどで、
人の気配がありつつも、どこか守られた静かさが漂っていました🕊️


3. 素材が語る3つの作品🌾

展示の中で、とくに心をとめた3作品を紹介します。
どれも“素材の声”を大切にしていて、
そっと語りかけるような佇まいがありました。

①深緑と白がつくる静かな祝祭

白を基調に、深い緑や黒、金色が重ねられたリース。
冬の静けさと、クリスマスのあたたかさが同居していて、
光が当たるたび金色がふわっと浮かぶ瞬間が、とてもきれいでした。

華やかさの奥に落ち着きがあり、
“静かな祝祭”という言葉が似合う作品でした。

②都会的な影をまとうモダンアート 

深い茶やグレーのトーンを土台に、
植物の線と面がリズムよく組み合わさった作品。

自然素材なのに、どこか都会的で洗練された空気をまとっていて、
非対称の動きが生き物みたいに呼吸しているようにも見えました。

植物の新しい側面を感じさせてくれる一作🌿

③ 森の温度をそのまま閉じ込めたようなナチュラルスタイル🍃

ベージュやブラウン、くすんだグリーン。
アースカラーのやさしさが広がる作品です。

木の実や枝の質感がそのまま活かされていて、
“どこかの森で拾ってきた景色”をそっと並べたような佇まい。
見ているうちに、心がふわっとほぐれていきました。


4.植物を“編む”という行為へ、そっと想いを寄せて🌿🧵

展示を歩きながら、作品そのものだけでなく、
「この形になるまでに、どんな時間が流れていたんだろう」と思う瞬間がありました。

一本の枝の角度や、木の実の向き。

 
小さな選択の積み重ねが、そのまま作品の呼吸になっているようで、
そっと手の動きが浮かんでくるようでした。

“編む” “束ねる” という行為は、
形をつくるだけではなく、季節の記憶を集めていく時間なのかも、と。

素材を見つめる静けさや、迷いながら整えていく感覚。
作品の前に立つと、そんな制作の余韻がふわっと伝わってきました。

生きた植物とは異なる、時間を止めた素材を扱うからこそ生まれる繊細さ。
その中に、作り手だけが知るよろこびが宿っているように思えた時間でした🍂🫧


5. 帰り道に残った余韻🍁📷

展示を見終えて外に出ると、光の色がほんの少し変わっていました。
夕方へ向かう時間の、すこし深い赤。

その光が紅葉に落ちて、さっきとはまったく違う景色に見えて。

道のあちこちで、立ち止まって葉っぱを見上げる人がいて、
その静かな“ひと呼吸”が、作品の余韻とそっと重なっていきました。

展示で触れた“編まれた植物”と、
帰り道に揺れる“生きた植物”。
どちらも季節の中にある美しさで、
その間を歩けたことがとても心地よかったです🍃

帰り道まで展示の余韻と歩けたような、静かなあたたかさをもらいました。


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写真と書き手:スタッフ わらび📷🌿