1.星が丘門で、秋をひとすくい。
今回は、星が丘門からはじまるお散歩道をご紹介します!
秋まつりの行きか帰りに、ぜひ少しだけ足をのばしてみてください🚶
この門は、森への入り口でありながら、
どこか “日常から秋の時間へとつながるトンネル” のような場所のように感じるんです💭
まずトンネルの入り口で、わたしが手にしていたのは、この色とりどりのチラシ。

デザインを学ぶ身として、思わずその配色のやわらかさに目を奪われていました。
(秋色って、やっぱり素敵ですよね🍂)
そして門をくぐると木々の影がやさしく揺れて、空には夕暮れの青を背に小さな月が浮かんでいました。
まだ夜ではないけれど、光と風が少しずつ静まっていくこの時間が、今日の“はじまりの夜”なのだと思いました。
トンネルを抜けて振り返ると、いつものようにズーボと目が合います👀

実は、この瞬間がわたしにとって毎回の楽しみのひとつ!
「また来たね〜!」とでも言ってくれているようで、ほっと肩の力が抜けるのです。
2.足もとに残す、秋のはじまり
足もとには、乾きはじめた葉が三枚。

この季節、つい足もとを撮りたくなるのは、装いと季節の両方を一緒に残せるから。
ひとりで撮るのも楽しいけれど、ご一緒の方がいらっしゃったら、ぜひ “足もとフォト” を!
同じ景色の中に並ぶ靴が、秋の思い出の最初の1枚になります🧦
── この日は16時からの短い時間で、並木 → 甘味処 → ガーデンステージ → 星が丘門 の順に歩きました。
ほんの50分の散歩でしたが、秋の香りや光のかけらをいくつも拾うことができました😌
3.甘味処「琥珀堂」でひとやすみ
ガーデンステージに向かう前に、ふと目に止まった「琥珀堂」の看板。
甘いものが大好きなわたしは、「秋の限定出店」という言葉に吸い寄せられるように、足先もそちらへ。

お店に着いたのはラストオーダー10分前。
店員さんはとてもやさしい笑顔で、「残りわずかな今日だけれど、よかったらゆっくりしていってくださいね。」と声をかけてくれました。
頼んだのは、お抹茶と黒蜜わらびもち。

少し着込んできたけれど、やっぱり寒さが増してきたこの季節。
だからこそ、温かな飲み物が体の奥をほっと緩めてくれました🍵
ふぅ。と、畳の椅子に腰掛けて、夕暮れの光を見ながら深呼吸。
お抹茶の泡のきめ細やかさ、きなこの香ばしさ、どちらも五感をゆっくりと満たしてくれました。


でも、他にも気になるメニューはたくさん!
「次はどれにしようかな」と考える時間もまた、秋の楽しみのひとつです💭
4.ガーデンステージのほとりで
琥珀堂を出て、残り20分。せっかくだから、秋をしっかり味わおう〜!
——そんな気持ちで歩きはじめました。
岩壁には、秋めいた地面の色と自分の影。

「これまでも、今日も、出逢いにありがとう。」と、つい声が漏れます。
赤みを帯びた葉、風に揺れるススキ、ほんのり色づきはじめた木々たちが迎えてくれました。



植物たちそれぞれが、自分のペースで“秋”をまとっている姿が愛おしくて。
そして、実はこの場所!ガーデンステージ近くのお手洗いのそば。
植物好きのわたしにとっては、ここもおすすめの癒しスポットなんです!
夕陽に照らされる草木を見ていると、“日々のあわただしさの外側”にある時間を思い出させてくれるよう。
5.帰り道、ひとすくいの余韻
ガーデンステージをあとにして、星が丘門へ向かう帰り道。
池に映る影たち、温かな色味の葉っぱ、空にはゆっくりと飛ぶ飛行機。



どれも偶然の出会いだけれど、偶然には思えないほど心にじわっと染みていく景色でした。
木々の隙間から見えた東山スカイタワーも、今日を締めくくる灯りのように感じられて。

思えば9月から「草花録」に関わらせていただき、夏から秋、そして冬へと季節が移りゆく中で、嬉しい瞬間に何度も出逢えているなあと感じていました💭
また、東山植物園さんではたくさんのイベントが開催予定です!
秋まつりのひとときに合わせて、ぜひ足を運んでみてください🍁
6.秋まつりイベント情報
① アフリカコラボフェスタ
開催日:11月1日(土)〜2日(日)
内容:アフリカにルーツを持つ国の支援商品販売(民芸品・雑貨)や
伝統的な絵の体験コーナー、アフリカ音楽の演奏、民族舞踊、キッチンカー出店など。
👉 詳細はこちら
② ぴよどらcafé+(ぷらす)
開催日:11月8日(土)
内容:愛知淑徳大学・林ゼミ「ぴよどらcafé」に加えて、
「きらきら設楽」さん(@kirakirashitara2012)と
学生ボランティアによる“謎解きクイズラリー”を実施。
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写真と書き手:スタッフわらび
