バーチャルオフィスを申し込もうとして、「住所は借りられるけど、電話番号はどうなるんだろう」と手が止まった方向けの記事です。名刺や特定商取引法の表記、法人口座の開設、取引先への提出書類——どれも電話番号の欄があり、携帯番号だけで済ませていいのか判断がつかない、という相談をよくいただきます。
結論を先に書きます。バーチャルオフィスの契約に電話番号が自動的についてくるわけではありません。電話番号は住所とは別に、自分で調達する必要があります。そして調達方法は3つあり、それぞれ月額も信頼性も違います。
クリエイティブガレージ星が丘のバーチャルオフィスも同様で、月3,278円(個人・個人事業主/税込)のベーシックプランに電話番号は含まれていません。ここを曖昧にしたまま申し込むと後で困るので、正直に整理します。※料金は2026年8月時点の税込表示です。
バーチャルオフィスに電話番号は「付いてこない」のが基本
バーチャルオフィスが提供しているのは、原則として「住所の利用権」と「郵便物の受取」です。事業者によっては電話転送や電話代行をオプションとして別料金で販売していますが、それは追加サービスであって、住所プランの標準装備ではありません。
まずは自分が検討している事業者のプラン表を見て、電話がオプション欄にあるか、そもそも扱いがないかを確認してください。扱いがない事業者の場合、電話番号は自分で外部サービスから調達することになります。
電話番号を用意する3つの方法
実務上の選択肢は次の3つです。
| 方法 | 月額の目安 | 取れる番号 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| クラウドPBX・IP電話アプリ | 1,000円前後〜 | 050番号/条件を満たせば市外局番 | とにかく早く安く番号が欲しい |
| 電話転送サービス | 1,000〜3,000円前後 | 市外局番(052など) | 固定番号の見た目を優先したい |
| 電話代行(有人応対) | 5,000〜15,000円前後 | 市外局番 | 電話に出られない時間帯が多い |
金額はサービスによって幅があるため、契約前に各社の最新の料金表を確認してください。ここでは「桁感」として捉えていただければ十分です。
1. クラウドPBX・IP電話アプリ
スマートフォンのアプリに仕事用の番号を追加する方式です。機器の設置が不要で、初期費用も抑えられます。050から始まるIP電話番号なら、比較的すぐ発行されます。市外局番(名古屋なら052)を取るには、事業者ごとに定められた条件を満たす必要があります。
2. 電話転送サービス
市外局番の固定番号を借り、着信を自分の携帯に転送する方式です。相手には固定番号が表示されるため、名刺やWebサイトの見栄えは整います。ただし転送通話料が別途かかる料金体系が多く、着信が多い事業だと月額以上に費用がかさむことがあります。
3. 電話代行(有人応対)
オペレーターが会社名を名乗って一次対応し、内容をメールやチャットで知らせてくれる方式です。日中に手が離せない業種では効果が大きい一方、月額は最も高くなります。件数上限を超えると追加課金になる契約が一般的なので、想定着信数と照らして選んでください。
050番号と市外局番、どちらを選ぶべきか
「050だと信用されないのでは」という不安をよく聞きます。実態としては、事業の相手によって受け止め方が分かれます。
- BtoCのネットショップ:050でも実害が出ることは多くありません。むしろ特定商取引法の表記に電話番号を載せられること自体が重要です
- BtoBで法人相手:企業の与信担当や購買部門は固定番号を見ています。052などの市外局番を用意しておくほうが説明の手間が減ります
- 金融機関の審査:番号の種類だけで結論が決まるわけではありませんが、固定番号があるほうが確認が滑らかに進む傾向があります
コストを抑えて始めたいなら050、対法人での接点が多いなら市外局番。そこから逆算して選ぶのが実務的です。
法人口座の開設で電話番号はどこまで見られるか
法人口座の審査で電話番号が問われるのは、「連絡が取れる実体のある事業か」を確認するためです。番号の種類そのものより、その番号に実際に人が出るか、申込書類・Webサイト・名刺の記載が一致しているかのほうが重視されます。
つまり、市外局番を用意しても留守番電話のまま放置していれば意味がありません。逆に050番号でも、事業内容が明確でWebサイトと表記が揃っていれば、それだけで否決になるものではありません。まず取り組むべきは、番号のグレードを上げることより、記載の整合性を取ることです。
※一般的な傾向の解説であり、審査基準は金融機関ごとに異なります。
電話番号と住所は「別々に」揃えるのが現実解
ここが本記事の要点です。住所と電話番号を1社でまとめて契約すると管理は楽ですが、その分どちらかの条件で妥協することになりがちです。
実際には、住所は拠点の実在性・郵便の運用・登記の可否で選び、電話番号は着信の量と応対の必要性で選ぶ——という分け方のほうが、結果的に無駄が出ません。両者はまったく別の要件で決まるからです。
解約のしやすさも変わります。住所はそのままで電話だけ他社に乗り換える、あるいは電話代行をやめてクラウドPBXに切り替える、といった調整が個別契約なら容易です。

クリエイティブガレージ星が丘の場合
当拠点のバーチャルオフィスは、電話転送・電話代行のサービスを提供していません。提供しているのは住所利用・郵便受取・法人登記(法人・団体プラン)とその周辺のオプションです。電話番号が必要な方は、上記3つの方法から別途ご用意いただく形になります。
| プラン | 月額(税込) | 入会金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| ベーシック(個人・個人事業主) | 3,278円 | 16,500円 | 住所の表記利用/郵便受取/郵便ロッカー小。法人利用は不可 |
| 法人・団体プラン | 7,678円 | 38,500円 | 住所利用+法人登記/郵便受取/郵便転送オプション/会議室割引。半年契約〜 |
住所は名古屋市千種区星が丘元町。星ヶ丘駅から徒歩5分で、星が丘自動車学校の建物の一部をリノベーションした施設です(自動車学校は現在も営業しています)。郵便はスタッフが受け取り、写真付きで到着を通知し、施錠ロッカーで保管します。来館での受け取りは24時間可能で、追加料金はかかりません。転送はスポット605円/回(+送料)、定額まとめ1,210円/月(+送料)です。
申込はオンラインで完結し、本人確認・審査を経て最短4営業日(通常1週間程度)で利用を開始できます。
この選び方が向かないケース
次のような方には、住所と電話を分けて揃える方法は合いません。
- 窓口を1つにまとめたい方:請求も問い合わせ先も1社に統一したいなら、電話オプションを持つバーチャルオフィス専業事業者のほうが手間は少なくなります
- 名古屋駅の住所が要る方:取引先への見え方として名駅住所が条件になっている場合、星ヶ丘の住所では要件を満たしません
- 許認可で専有スペースと固定電話が必須の事業:人材紹介業や一部の士業など、独立した事務所と電話設備が要件に入る業種は、バーチャルオフィスでは要件を満たせないことがあります
※一般的な流れの解説です。個別の判断は専門家にご確認ください。
名古屋・星が丘の住所を月3,278円から
電話番号は後から足せますが、住所は登記や特商法表記に直結するため先に固めておくほうが手戻りがありません。実在する有人拠点なので、契約前に見学もしていただけます。
プランの詳細は名古屋・星が丘のバーチャルオフィス、コワーキングを含む全体像はご利用プランをご覧ください。見学・ご相談はお問い合わせから承っています。
ベーシック 3,278円/月・法人登記可プラン 7,678円/月
まとめ
バーチャルオフィスの契約に電話番号は自動では付いてきません。電話番号は、クラウドPBX・電話転送・電話代行の3つから、着信量と応対の必要性に応じて別途選ぶことになります。
050か市外局番かは、相手が個人か法人かで判断が分かれます。コスト優先なら050、対法人が中心なら052などの市外局番を用意しておくと説明の手間が減ります。
そして順番としては、住所を先に固めるほうが手戻りがありません。登記や特商法表記に直結するのは住所のほうだからです。クリエイティブガレージ星が丘は名古屋のバーチャルオフィスを月3,278円(法人登記可プランは7,678円)で提供しています。全プランの比較はご利用プラン、見学のご希望はお問い合わせからどうぞ。
